【イヤホン】JH Audio Astell&Kern THE SIREN SERIES ROSIE イヤホン界の”神”が作るイヤホンを手に入れた!!
どうも、こんにちは。
だんだんと寒くなってきましたね。
今回は、イヤホン界の神ことJerry Harvey氏のブランドである、
「JH Audio」の商品をレビューしていきます。
10Proなどで有名な「Ultimate Ears」の創設者でも知られるエンジニアのブランドで、ハイエンド製品の製造を中心としています。
その中でもエントリーモデルの「ROSIE」を購入しました。
それでも7~8万円しますが。
1.購入編
先日購入したAK70、その後にプラズマクラスターの加湿器も買ってしまいました。
Yahoo!ショッピング漬けですね。
ポイントがエラい付くのは良いんですが、
1か月経たずに消滅するとか・・・。
これはマズいと思い、ROSIEちゃんの購入に至りました。
ボーナス時期だからね。いいよね。
高音質イヤホン JH AUDIO Rosie(ロージー) THE SIREN SERIES【送料無料(代引き不可)】 |
お値段は、
- ¥75,740 - 6,621ポイント使用 = ¥68,119
でした。さらに、今回のお買い物で、11,205ポイントがつきました。
素晴らしいですね。ヤフーのポイントシステムは上手く出来ていますね。
かなり高価な品なので、試聴は数回実施しました。
おもに聴いた機種と、簡単な所感は以下のとおり。
【JH Audio】
・ROSIE
→音程の繋がりが良い。聴きつかれしなく、ノビ良い。特徴がなく普通な感じ。
・Michelle
→ステムが長くてフィット感良好。音のキレが良い。
・Michelle Limited
→Michelleと較べて、低音の量感が増加したが、全体的な解像度が低下している感じがした。
【Unique Melody】
・Macbeth
→すばらしい。今まで聴いてた曲が楽しく聴ける。ザ・リスニングイヤホン。
・Macbeth II Classic
→ボーカル以外にボワつきを感じる。全体的に解像度の低さを感じ、音場も微妙。
ドライバ構成は非公開だが、フルレンジBA×2という印象。
【Noble Audio】
・Sage
→かなり聴きやすくフラット気味。音の繋がりもよくROSIE同様優しさのあるBA。
・Savanna
→バランスが素晴らしいピラミッド型。BABAしてる音なのだが聴きやすい。Nobleの技術に感動した。
・Trident
→アタックが強く聴き疲れする。サ行が刺さる。
【Campfire Audio】
・NOVA CK
→音場が広い。売ってたら欲しかった。ヨドバシでは買える模様?
・POLARIS
→元気なサウンド。ヌケとキレが良く、驚いた。聴き疲れはしそうな気がする。
・ORION CK
→シンバル強く、ノビ良し。女性ボーカルのキレイさは抜きんでている。
【Canal Works】
・CW-U12aEX
→装着感最高。聴きつかれしない音で、一言で言うと地味。でもいい。
【Oriolus】
・Forsteni
→優しいボーカルとタイトな低音。優等生系。
【Ultimate Ears】
・UE5Pro
→モニターライクな音。全体的な量感はあるが、すこし雑な感じ。
今回の試聴でかなり良いなぁと思ったのは、
- Savanna
- POLARIS
- Macbeth
- Michelle
の順で4つ。SavannaとPOLARISはどっちも1位って感じだった。
価格も今回買ったROSIEより安いし、感動した。
2.開封の儀
美しい…。
四女のロージーちゃん。
ほかの姉妹よりフェイスプレートは派手めか。
クリーニングロット、低音調整ドライバー、
シリコン製のイヤーピースとフォームのイヤーピースが入っています。
オレンジ色の缶には、2.5mmバランスケーブルが入っています。
あ、デフォルトでは3.5mmが装着されています。
低音調節機能は両方付いていますね。
試聴機で結構見たんですが、お店で見るより明るい印象です。
ピンクっぽいような。
3.音質レビュー
他でもたくさんの方がレビューされているため、ざっくりとした感想を。
音色は、暖色系です。
「パッヘルベルのカノン/DEPAPEPE」を聴くと、ギターのストロークの音色が気持ちよく響きます。
BA型というよりは、ダイナミック型のようにレンジが広く、各音域の繋がった印象を感じました。
ROSIEは、BA8基で構成されています。
多ドラだからでしょうか。
音のつながりを感じ、BA型でよく見られる”ピラミッド型”といった特徴や分離の良さはあまり感じません。
いかにもBA型という、分離感のあるジャキジャキした音が欲しいのであれば、ROSIEはオススメできません。
ダイナミック型のようなやさしい音が良いという方向きでしょうか。
それでも、さすがにBA型。解像度はとても高く、いろいろな音がハッキリ聞こえます。
「一度だけの恋なら/ワルキューレ」を最近良く聴いていますが、定位がしっかりしていて、電子音もキレイに聴くことが出来ました。
総じてバランスが良く、綾辻さんのような表裏のない素敵なエリート委員長タイプと言えます。
最初に、素晴らしいイヤホンをいくつかあげましたが、意外にも、なぜRosieを選択したかというと。
試聴を2時間くらい連続したとき、かなり耳も痛くて疲労も溜まってて、イヤホンの音が違って聞こえました。
最初の試聴では、うーんって感じの印象だったROSIEですが、最後に聴いたときにおどろき。
優しくて、安心感がありました。母親のような包み込んでくれる音でした。
長く付き合っていきたくなりました。
女子高生や女子会大好きOLが好きな人は、やはりPOLARISやMacbethのような元気娘たちが良いと思います。
ぼくには、UE900sという元気な女子大生みたいなイヤホンがいますから、POLARISとかだと喧嘩してしまいますね。
ROSIEは好みかと言えば違いますから、この選択はチャレンジとも言えます。
しかし、一聴しただけではそうかもしれませんが、何度も試聴するうちに惹かれてしまったのです。
4.さいごに
70,000円超えという、安くはない買い物でしたが満足感はあります。
ケーブルも高いですし、耐久性もまだまだ不明なので、これからといったところですね。
2.5mmも試してみなければ。
デザインに関して所有欲はなかなかのものです。
美しいです。
正直そこがメインですが笑
それでは
高音質イヤホン JH AUDIO Rosie(ロージー) THE SIREN SERIES【送料無料(代引き不可)】 |
追記(2018/1/21)
購入後、およそ2か月が経過しました。
この間も飽きもせず、5,000~200,000円くらいのイヤホンの試聴をしています。
以前は値段の関係から試聴もしなかったUMのMaverickなども試しました。
その中で改めて感じたのは、ROSIEの音の良さでした。
以前のレビューから、相変わらず多ドラの繋がりの良さを感じています。
1音1音が埋もれることなく鳴るにも関わらず、このレンジの広さは他にありませんでした。
JH Audioの上位機種、12ドライバーのRoxxane IIは低音が強く全体的にボワつきを感じました。
高音の煌びやかさやボーカルの艶やかさはROSIEの方が上かなと感じました。
以前は、UE900Sのようなトゲのある刺さる高音が好きで、これこそ高音質と思って使用していましたが、優しくもしっかり鳴らしてくれるROSIEを聴いてから価値観が変わりました。
「エクストラ ベース」とか「重低音が凄い!」といった文句で売っているイヤホンが好みでなく、中高音よりのイヤホンを進んで使用していましたが、ROSIEの低音は非常に質が高くて中高音のキレイさを損なうことなく楽曲全体を支えてくれるようなベースラインが心地良く感じます。
一聴してモニターライクな表情も見せますが、やはりリスニングのイヤホンなんだと気づかされます。
ただ、ハードロックなどスピード感のある楽曲はやや苦手なようで、「Green Day」や「Linkin Park」を聴くときはBAらしいBAのイヤホンで聴くことが多いですね。
クラシックやジャズなどではグルーヴを感じられ、その場にいるような空間表現をしてくれますし、バラードなどの情報量の少ない楽曲ではしっかりとした静寂感の中でノビノビと響いてくれています。
装着感は若干気になっており、Unique Melodyやqdcのイヤホンを試聴したときはその差に驚きました。
ポータブルオーディオである以上、装着感は重要な要素で、ずれたりするのが面倒でたまに付けるのが億劫になり違うイヤホンを付けることもあります。
それでも、ノズルはしっかりしていて筺体もアルミ製のため、はめてしまえば遮音性は素晴らしいです。
音質は値段以上、使いやすさは値段未満といった感じのイヤホンで、この音でqdc並みの装着感であれば終着点なんだろうなあというところ。
2.5mmバランスケーブルは試しましたが、AK70の駆動力のせいか音質の向上は感じられず、結局アンバランスのみの使用になっています。
社外リケーブルも高く手は出しにくいので、拡張性はかなり低いですね。
JH Audio×Astell&Kernの商品はフェイスプレートが外れたとか、良く故障の話を聞くので耐久性はまだまだ未知数ですね。
実はこのROSIE、最初にノズルの中が樹脂で詰まっているかのようで、目視で明らかに穴が細まっていました。
eイヤホンさんの店舗で交換対応していただけましたが、ビルドクオリティには残念の気持ちです。
ではでは