イヤホンと一緒に歩んでいく

オーディオの販売員をした結果、沼に足を入れてしまった人間のブログです。今はITエンジニアをしています。オーディオやその他PC関係を中心に投稿します。

【イヤホン】KZ ZST コスパ最強の中華イヤホンの実力を見た!

どうも、mugiです。
今回は、以前から超絶気になっていた
KZ ZST」をAmazonで購入しましたのでレビューしていきます。


 ¥2,399でブラックのマイクなしモデルを購入しました。
販売者は、「WTSUN Audio(Wooeasy)」様。
Amazonマーケットプレイスで中華イヤホンの販売を行っています。


Amazonの販売者ページに以下のとおり書かれています。
Amazon.co.jp出品者プロフィール:WTSUN Audio

12ヶ月の製品保証(修理・交換対応)
ご購入日から12ヶ月以内に製品に不具合が発生した場合、無償で修理或いは交換対応致します。
・ご購入日から6ヶ月以内に製品に不具合が発生した場合、往復送料共に弊社負担で保証対応致します。
・ご購入日から6ヶ月経過後に製品に不具合が発生した場合、弊社サポートセンターへの片道送料をお客様のご負担とさせて頂きます。
修理或いは交換対応を希望されない場合は、商品購入価格の20%に相当するクーポンを保証に代えて提供致します。

中華イヤホンということで品質に問題アリとの声も多いため、こういった保証があると安心ですね。

開封の儀

それでは開封していきましょう。



箱は非常にシンプルでコンパクトでした。
タバコの箱より一回り大きいくらいでしょうか。



外箱を取ったところ。
イヤホン本体のみが収納されています。
ケーブルは自分で装着するようです。


 
内容物は上記画像の通りでした。

  • イヤホン本体
  • 2pinケーブル
  • イヤーピースS,M,L(Mサイズは装着済み)
  • 説明書

ケーブルの質感はゴムのような滑りにくい質感で、思っていたより柔らかくて癖がつきにくそうです。
耳かけ部はさらさらして固定しにくそうな点とスライダーが無いので調節はしにくいかと思います。



フェイスプレートのカーボンはてっきり下地に網目模様、上にレジンかなにかでコーティングかと思っていましたが、ただの塗装でした。
値段を考えれば妥当かな。。

気になった点が2点。
フェイスプレートとシェルの間に爪が入るくらいの隙間があること。
ノズルのフェイルが凹んでいて取れそうなこと。

通常利用だと気にならないと思いますが、神経質な方は注意ですね。



ケーブルの装着も難なく出来ました。
しっかりはまったので、抜けやすいという感じはしませんでした。

音質レビュー

スペック

  • ダイナミックドライバー1基+バランスド・アーマチュアドライバー1基
  • インピーダンス: 18Ω
  • 感度: 120dB
  • 再生周波数帯域: 20-20000Hz

(出典:Amazon販売ページ)

環境

試聴楽曲

(5段階評価)
高音:★★★★☆
中音:★★★☆☆
低音:★★★★☆

解像度:★★★☆☆
定位感:★★★☆☆
音 場:★★★☆☆

※箱だし状態でのレビューになります。

全体的な印象としては、「ハイブリッドの音」感が良く感じられ、リスニングに向いているイヤホンだと感じた。

ボーカルは若干遠めだが、埋もれずに聞こえている。男性ボーカルよりも女性ボーカルの方がキレイに聞こえた。また、ディストーションの効いたジャキジャキ系のギターも程よく合う印象だった。

高音はBAドライバが役割を担っているだけあって解像度も高く、レベルが高い。この高音だけで、このイヤホンの質を大きく上げている。刺さることもなく、特にシンバル系が伸び良く鳴ってくれるため、ロックを聴くのが楽しかった。

低音は締まった音ではなく、ドラムよりもベースの帯域が出ている印象で少しボワつきがある。BA型のようなモニターライクな音ではないが、ノリの良いサウンドにしてくれる低音だと感じた。Beatsには及ばないが、ダンス系も合うでしょう。

特に良かったのはNirvanaSmells Like Teen Spiritで、音数が少ないロックにはピッタリだった。
低音の量感も多いため、ダンス系・ベースミュージックにも向いている。
一方、ワルキューレのように打ち込み系の音数が多い曲は2ドライバーでは処理しきれていない印象を感じた。しかし、それでもそれなりに聴かせてくれるところが凄い。

まとめ

今回は、中華イヤホンの実力をしっかりと見せつけられた。

日本のイヤホンでこの音のクオリティで聴こうと思えば、5,000円~10,000円ほどはかかるだろう。
それでも、茶楽音人の「Co-Donguri雫」やSATOLEXの「tubomi」は同価格帯ながら肉薄している。
もちろん音の傾向が違うため、単純比較はできないが高いレベルで勝負している。

ぼくが家電量販店で働いているとき、SATOLEXのtubomiを聴いたときに衝撃を受けたので、お客さんに絶対オススメしていた。
デザインが安っぽいところだけが気になる点だったがそれ以外はかなりのハイパフォーマンスだった。

しかしまあ、およそ2000円台でこの完成度は感動した。
中華イヤホンに対する興味がわいたので、他のモデルにも手を出しそうだ。

qdcやUnique Melodyといったハイエンドメーカーも非常に優秀で、中国のオーディオ界により一層興味を持った。

ではでは



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