イヤホンと一緒に歩んでいく

某家電量販店のオーディオコーナーで働いていました。みごとに沼にはまりました。はい。

【カスタムIEM】canalworks CW-L02 はじめてのカスタムIEMを作成した!自分専用世界で一つのイヤホン!

こんばんは、MugiHaLです。

今回は、待ちに待ったカスタムIEMが届いたので、レビューしていきます。
音質は完成品によって少々のバラつきなども考えられるので、参考程度にお願いします。

きっかけ


12月の事。

残業時間も50時間程度で結構忙しかったので、何か息抜きに買おうというのと、お金も多少稼いだのでということで初めてのカスタムIEMをオーダーしました。

カスタムIEMの試聴へ


予算はだいたい「50,000円くらい」と決めて、いざe☆イヤホンのカスタムIEM店へ。
eイヤの4階はたくさん行きましたが、1階は初めての入店。店内は静かで、試聴がしやすくて良かったです。4階より店員さんも丁寧に案内してくれて良かったです。


www.e-earphone.jp


予算との兼ね合いで試聴したのは以下の機種。

  • AAW - A2H Pro V2
  • AAW - A3H Pro V2
  • FlipEars - AIDEN
  • FlipEars - AISHA
  • CTM - CT-100
  • CUSTOM ART - Ei.3
  • Ultimate Ears - UE4Pro
  • canalworks - CW-L02
  • Noble Audio - Noble TRIDENT C


試聴したときのメモが残っているので、感想を簡潔に書いていきます。

A2H Pro V2
価格は非常に安く、デザインの自由度は高いがナシ。
高音は結構良いけど、高音以外は解像度も低めでモヤモヤ気味。
キックが強く、ロックな曲には良い感じ。

A3H Pro V2
A2Hとそれほど大きな差はなかった。
ボーカルの若干鮮明になっている感じだった。

AIDEN
中高域がキラキラしていてとても良かった。
刺さりなども特になく聴きやすいイヤホン。

AISHA
AIDENより解像度が高めで、ボーカルが少し近くなった印象。
高音域は非常にキレイで、相変わらず聴きやすさもあるので良かった。

CT-100
刺さりが無く、滑らかでキレイなシングルBA機。
出力の弱さを感じ、アンプ必須だろうなあと思った。
ホワイトノイズとは無縁か。

Ei.3
面白くない音だった。
定位も解像度も普通、レンジは広い。
これぞモニターって感じ?

UE4Pro
解像度が高く、素晴らしい音だった。
音の傾向はフラットで、どの帯域も不足なく鳴る優等生。
非常に人気のあるUE5Proは解像度は高いが、トゲトゲしい攻撃的な音だったのでスルー。
デザインがクリアー固定というのが少し残念なところ。

CW-L02
まず感じたのは、定位がビシッと決まっているところ。
中高域が良く出ていて、ボーカルが非常に聴き取りやすい。
シングルBAとは思えないレンジの広さ、解像度もそこそこで心地よい。
ワルキューレの「一度きりの恋なら」がすごかった。

Noble TRIDENT C
大本命、だった。
ドンシャリで、ボーカルは明らかに遠かった。
高音はキレイだったが、全体的にもっさり・モタつきを感じて少し残念だった。
オーダーのオプションはNobleクオリティ。


順位付けはすぐに決まりました。

1位 CW-L02
2位 UE4Pro
3位 AISHA
4位 AIDEN

1位と2位、3位と4位はほぼ横並びで、あとは値段との相談って感じでした。

canalworks(カナルワークス)の価格改定


実は試聴に行く前に、こんな情報を目にしていました。

e-earphone.blog

www.canalworks.jp

canalworksのカスタムIEMがすべて値上げするとのこと。
上位機種の値上がり幅は結構エグイです。

まあ、そんなこともあって、値段は少し高いですがCW-L02に即決しました。
価格改定前後で7,000円も違うため、その分浮いたと思ってデザインに少しお金を回しました。

いざオーダー


さて、機種も決まったところで注文です。
実は試聴を12月30日にしていて、価格改定が1月1日だったのでネット上ですぐにオーダーしました。年末年始だったので、耳型採りが年明けになってしまい少し間があく形になりました。

実際の注文の流れを以下に示します。


2017年12月31日
eイヤホンオーダーフォームにて注文、支払い方法の確定。

2018年1月6日
コルチトーン補聴器(本郷三丁目)にてインプレッション採取。
eイヤホン秋葉原店へインプレッションを手渡しに。

2018年1月11日
カナルワークスからオーダー確認メール。
出荷予定日は「4月11日前後」と記載されていた。

2018年2月27日
カナルワークスから完成の報告と発送のメール。

2018年2月28日
eイヤホンからカスタムIEM発送のメール。

3月2日
カスタムIEM完成品が到着。
所要期間は注文から2か月。


カナルワークスさんからのメールで4月納期と言われた時は長いなあ、と思いましたが予定より1か月ちょっと早く届く形になり、とても感謝しています。
価格改定もあってか、オーダーも普段より多かったかと思いますが(同時期のTwitterの着弾報告が多かった)、社員さんの方々さすがです。

インプレッション採取ですが、eイヤホン秋葉原店の地下1階でも5,000円でできますが、私は「コルチトーン補聴器」さんを選びました。
金額は、2,000円で半額以下。オプションつけれるくらい浮きますね。

あとここ、結構意外な場所でeイヤホン秋葉原店から歩いて20分くらいでいけます。土曜日に採取しに行ったのですが、待ちも0人ですぐ採ってもらえました。
余裕で徒歩圏内なので、お金を少しでも節約したい人にオススメします。補聴器屋さんなのでもちろんしっかり採ってくれますよ。

www.cortiton.com

これからも利用したいと思ったので、あまり混まれると困っちゃいますが、紹介しておきます笑

カスタムIEM 完成品の出来は…


さて、実際に届いたカスタムIEMを見ていきましょう。



いつもの箱


見慣れた箱で発送されてきました。
eイヤホンで注文したので、カナルワークス→eイヤホンという経路で来ました。



外箱


オーダー品なので、商品っていう感じの箱ではありませんでした。
MDR-CD900STみたい。



ロゴの入った巾着袋


箱の中には、巾着袋が。
なかなか会わせてくれません。



イヤホンケース


巾着袋の中にイヤホンケースが入っていました。
これ、ムトリのケースより大きくてめちゃ便利です。



CW-L02



CW-L02


ハウジングそれぞれにカバーが付けてあって、細かい所に好感が。
他のメーカーはどうなんでしょうか。

オーダーメイドなので、大切にしてくれている感じがして良いですね。



CW-L02



CW-L02


カナルワークスは前評判でシェルがキレイと聞いていましたが、間違いなかったです。
気泡は見当たりませんし、ホログラムのふり方も良いですね。

音質に関して


さて、2週間ほど完成品を聴いてみました。

はじめにやっぱり装着感は素晴らしいですね。自分の耳型から作っているので当然っちゃ当然ですが、感動しました。
音質が良いという所より、装着感だけでも十分に価値アリです…。思わずニヤっとしてしまいます。

ぼくは、耳垢がカサカサで結構荒れ気味なので、イヤーピースにポロポロつくのが非常に気になっていました。そのため、会社と自宅にウェットティッシュを常備していたのですが。
カスタムIEMは硬いモールドなので、その心配はほとんどありませんし、異物感もほとんどないので耳内の環境が改善されています。

耳にピタッとフィットしていますが、素材のせいなのか遮音性は思ったよりはありませんでした。音楽を流していない状態だと、JH AudioのROSIEがジャストポジションに入ったときの方が遮音性では上のような気がします。
しかし、CW-L02の方がノズル部分が長いので、耳の奥で音を聴くことが出来るため、音量はいつもより小さめでも十分聞こえます。



AK70 + CW-L02


音の印象は、先の試聴の感想で述べたのと大きく変わりません。
カスタムIEMは試聴機と完成品でフィット感の関係から低音が増加する傾向にありますが、もともと低音を主張するようなイヤホンではないため、変化はさほどありませんでした。

中音域が相変わらず滑らかでキレイ、そして生々しい音です。非常に自然な音で、気持ち良いリスニングを実現しています。
輪郭もくっきりしているので、ワルキューレの「僕らの戦場」ではバイオリンが、今まで聞いたことのない音を鳴らしていることに気付きました。

定位がやはりしっかりしているので、バンドの曲を聴くとスタジオ感が感じられました。ボーカルは目の前に居ますし、ギターやシンセサイザーは左右にしっかりと振り分けられているのが分かります。また、ベースは主張こそ少ないものの、しっかりと楽曲を支えているのが好印象です。それでも、やはり低音はかなり控えめなので、好みが分かれそうではあります。

シングルBAのおかげか音の繋がりやレンジの広さが素晴らしく、滑らかな表現が得意だなという印象があります。音数が多い楽曲は多ドラが得意としているイメージですが、この機種もごちゃごちゃせずに鳴らせています。
音の特徴は違って、8BAドライバのROSIEは「濃厚」。CW-L02は「スッキリ」としている感じです。



AK320 + CW-L02


全体的に高品質なイヤモニですが、弱点はあります。

レンジは確かに広いのですが、メインボーカルを強調しているチューニングのせいか、コーラスは弱めだと思います。コーラスが前へ出てくるとメインボーカルがやや埋もれますから、あえて弱いことがメリットかとも思いますが、ここは難しいところですね。
ボーカルの厚みを表現したい楽曲もありますから、相性の良し悪しは少なからずありそうです。

また、味付けのない自然な音の傾向であるため、個人的には洋ロックには合わない感じがしました。Bon JoviとかQueenとかはやや地味な印象を受けます。
一方、歪みを思い切り効かせる邦ロックなどは相性抜群で、[Alexandros]とかONE OK ROCKはクールで爽快です。

さいごに


はじめてのカスタムIEMとなりましたが、非常に満足しています。
今回は、60,000円と安くはない買い物で、実際に手元に届くまで2か月要しましたので、なかなか苦労しましたがその価値は十分にあると思いました。

カスタムIEMの醍醐味はデザインと思っているところもありますので、違うイヤモニがすでに欲しくなってしまいました。
イヤホンやDAPの次は、カスタムIEM沼ですか。怖い怖い。



AK70 + CW-L02


本機種では、シングルBAの良さを感じられましたので、次は、2ドラとか3ドラ、はたまた10ドラくらいの機種をオーダーしてみたいなと思っています。
もうすでにユニバーサルイヤホンの使用頻度がほぼゼロになってしまっているので、売ってしまってオーダーしてもいいんですけどね。ユニバーサルも様々な音を手軽に楽しめますから、なかなか手放せないです。

ああ、次は何を買おうかな。

ではでは。