イヤホンと一緒に歩んでいく

オーディオの販売員をした結果、沼に足を入れてしまった人間のブログです。今はITエンジニアをしています。オーディオやその他PC関係を中心に投稿します。

【ヘッドホン】AKG(アーカーゲー) Y40 超コンパクトヘッドホンだけどどうなの?【レビュー】

こんにちは、mugiHaLです。

昨日は、「春のヘッドフォン祭2018」へ参加してきました。
フジヤエービックのカスタムIEMセール目当てで行きましたが、気になる新製品が数多く展示されていたので、時間を忘れて楽しんできました。

気になったのは、DAPではFiiOのM7ですね。
X7やX5よりも新しく、Android7.0ベースのOSのため、動作が非常に軽快というのが高ポイントでした。



FiiO M7



FiiO M7


AK100IIやPLENUE Jのようなデザインで重量も軽いためポータブルに最適で、価格も25,000円程度になるとのこと。
充電やデータ接続端子はTypeC。容量は500GBのサポートと新基準で設計されているので、長く使えそうなのも◎。
わくわく。

それから、一番印象に残ったのは、AUDEARAのヘッドホンでした。

オーストラリアのメーカのため日本で呼びかけられている「セーフリスニング」はありませんが、同じようなコンセプトで設計されていて、アプリ上で音のポイントを32個設定できるもの。
たとえば、低音中音高音という3ポイントが強いピラミッド型のイヤホンで、中間の音が聴きたいというときに音量を上げてしまうと相対的に3ポイントの音量が上がってしまい、聴力に影響を及ぼします。



AUDEARA A-01



AUDEARAブースにて


このヘッドホンおよびアプリでは、自分が聴きたい音の部分だけを32ポイントから強調することで、不用意な音量上昇を防ぐというもの。高級イヤホン、多ドラのイヤホンを持っている人には分かるかと思いますが、あまり興味が無い人からすれば何のことやら。

しかし、設計者の方は、そういった特に興味のない人にこそ聴いてほしいとのこと。年齢を重ねたり、体調によってもどの音域が聞こえれば心地よいかが変わるため、柔軟に対応できるこのヘッドホンこそ


あ、今回の本題は購入レビューでした(´・ω・`)



開封


いつものように、Yahoo!ショッピングのポイントが切れるということで、5の付く日は何かしら買っていますが、今回は「AKG Y40」を選定しました。


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今までいろいろなイヤホンを手にしてきましたが、カスタムIEMが耳を独占状態のため、ほとんど手放してしまいました。カスタムIEMにしてから、耳の状態が良くて、シリコンのイヤーピースだと荒れてしまうので。
新たにイヤホン買うのも躊躇してしまうので、今回は久しぶりにヘッドホンを購入しました。



Y40 外箱


Y40は2018年現在では、市場在庫もほとんど無く、在庫処分価格で出回っています。
そのためか、箱はすこしダメージがありましたね笑
ボクは3,000円ほどで購入しました。



Y40 本体


カラーバリエーションは、ブラック、イエロー、ブルーの3色がありましたが、ブルーを選択。
上位モデルのY50はかなりの色がありましたが、Y40はユーザーがやや限定的なのか小さな展開です。


audio-zk.hatenablog.com
Y50は以前レビューしています。
頭頂部が痛いため、手放してしまっています。
今思えば、ヘッドホンで唯一手放した機種でもありますね…。



Y40 付属品


付属品は説明書や保証書、キャリングケースとごくごく普通ですが、ケースの質感は良好です。
Y50、プレゼント用に買ったK845BT、Y40とAKG製品は3つ目ですが、すべてケースが良くて”さすが”という印象。
ボクの中では、ブランドイメージが高いです。

音質・装着感


プレーヤー

  • AK70

楽曲

普段はイヤホンばかり聴いているため、ヘッドホンの音質というのはなかなか難しいですね。性格が全く異なります。


まず、American idiotを聴きましたが、第一印象として低音の主張の強さが際立ちました。バスドラムが重いサウンドで響き、余韻を与えてくれます。BA型イヤホンのように、高解像度で歯切れの良い低音ではなく、粒がやや大きく空気感を感じるような低音です。しかし、ブーミーな感じは無く気持ち良いサウンドです。

高音域はやや解像度低めですが、必要最低限の情報量があり、耳に刺さらないシンバルがノリの良さを感じさせます。ベースはややウォームな感じがしますが、ギターやハイハットはソリッドめでキレがあります。

ボーカルは近くもありませんが、遠くもなく、不足なく聴こえています。しかし、中音域のレンジがやや狭いのか、息苦しさを感じ、伸びもそれほどないためボーカル曲では曲を選ぶような印象を受けました。


次に、一度だけの恋ならを聴きました。

ボクの好みで、いままで高解像度のイヤホンを使っていたためか、若干の違和感。
ワルキューレの「これぞアニソン」という情報量。先ほどのGreen Dayのようなバンドとは違い、音数が多い楽曲では上手く処理が出来ておらず、やや疲れるような音になってしまっています。定位感もやや曖昧な所があります。

それでも、各音域のピーク設定が上手で、楽しい楽曲に仕上げています。室内で聴いてレビューしているため、上記のような感想を持ちましたが、野外では実はこのくらいの方がいいのかも。ヘッドホンで解像度はほぼ感じられないと思うので。


次に、FANTASTIC BABYです。最近わりと良く聴いていて、試聴時の特に低音評価のリファレンスとしています。

American idiotの時に感じたように、やはり低音は良く出ていますし、ドシドシ来るので非常に楽しい曲に感じます。サビの部分は首でついついノッてしまうようなインパクトがあり、このコンパクトなヘッドホンから体に伝わるような感覚です。

気持ち悪くなってしまうような感じもなく、うわずるでもなく、低音の質が本当に高いです。



Y40 イヤーパッド


装着感については、まだ使い始めてすぐのため評価しにくいですが、なかなか良いです。このヘッドホンはイヤーパッドを耳に乗っける、いわゆるオンイヤーヘッドホンです。

このタイプは耳が痛くなるだろう、と敬遠していて今回初めて買いましたが、思っていたより良かったです。側圧はやや強めですが、通勤通学程度では問題なさそうで、頭頂部の刺激が弱いのもGood。

ボクは頭部分が小さいというか低いというか。
そのため、MDR-1Aなどのオーバーイヤーのヘッドホンを装着すると、横に隙間が出来てすごいダサいのですが、Y40はサイズが小さく良い感じです。おしゃれ目線でヘッドホンを見てもいいと思います。ハウジングが小さいので、首にかけても全然邪魔くさく感じないです。

まとめ


AKGの音質は、味付け薄めのキレイ系サウンドと良く言われていますが、以前のY50や今回のY40は屋外での使用を想定されてか、低音が強くて「らしさ」は感じられないものの、良い個性を持っていて良い商品だと思いました。
Bluetooth製品に押され気味なポータブルオーディオですが、たまにはヘッドホンもありかと思います。無線ヘッドホンはバッテリーが入っているので、やや重量感があります。そのため、有線タイプの装着感はやはり魅力的ですね。

リケーブル可能ですが、ヘッドホン側の端子が3極なので、バランス化は出来ません。あくまで断線対策として考えましょう。
そういえば、Y50は4極でした。

ヘッドホン沼も良さそうだなあ(?)

ではでは。


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