イヤホンと一緒に歩んでいく

オーディオの販売員をした結果、沼に足を入れてしまった人間のブログです。今はITエンジニアをしています。オーディオやその他PC関係を中心に投稿します。

【レビュー】SHURE SE425 上位機種に負けないピュアな音!デュアルBAでリケーブル可能なイヤホンを購入した!【イヤホン】

(2020/02/01 記事のレイアウトを修正しました。)

こんばんは。mugiHaLです。

1月に購入した、「SE425」のエージングが終わりました(とっくに終わってる)のでレビューします。

音の感想

さて、エージング終了後の印象を書いていきます。

商品はこちら。


スペックは、以下の通りになっています。

ドライバ バランスド・アーマチュア型ドライバ×2基
再生周波数帯域 20Hz~19kHz
インピーダンス 22Ω
音圧感度 109db

(出典:SHURE製品HP、https://www.shure.co.jp/ja/products/earphones/se425
価格.comhttp://kakaku.com/item/K0000126808/spec/?lid=spec_anchorlink_details#tab

特筆すべき点は、バランスド・アーマチュア型(以下、BA型)ドライバが2基というところでしょう。一概には言えませんが、BA型は、通常のイヤホンに搭載されているダイナミック型と比較して、高音が強いという特徴がありますね。

…で、このイヤホン。BA型ドライバが2基であり、1基は高音、もう1基は低音を出すようチューニングされています。コンセプトだけ見ると、ドンシャリのような感じですね。


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外箱
SE215より多少大きいです。SHUREのイヤホンは箱で中身が見れていいですね。


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SE425本体
ケーブルは海外仕様で長いです。
SHUREのイヤホンは数種類発売されており、ケーブルの長いものや、リモコン付き、Bluetoothケーブル付属の商品があります。


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付属品
イヤホンケースが付属しています。これ結構頑丈で嬉しいです。

そして実際に聞いてみると、「かまぼこ型」という印象を受けました。かまぼこ型とは、低音・中音・高音と分けたときに、真ん中あたり(中音域)が強調されているようなものですね。

低音は正直、申し訳程度でうまーく全体を支えているような感じです。僕は、フラット気味な音が好きなので、割りとこのかまぼこ型の音は好きです。

SONYaudio-technicaのイヤホンをお使いの方であれば、若干物足りなく感じるかもしれないです。BA型のイヤホンは低音より高音が強い傾向なので、方向性としてはこんな所かな、と思います。

さらに、ざっくりとしたイメージですが、
・音場(横への広がり)は狭い
・定位はしっかりしている
・中域(ボーカル、ギター)が強め
という感じです。

ジャンルとしては、ロックなどに向いているかと思いました。

僕の聴く曲からだと、Nirvanaの「Smells Like Teen Spirit」あたりがとても心地良いです。ゴリゴリなハードロック、メタル系には向いておらず、パンクロックとかグランジに向いているかと思います。

あとは、アイドルなどの女性ボーカルやクラシックも行けるイヤホンですね。繊細なので、綺麗に聴きたいという方に向いていると思います。

購入の経緯

次に、購入に至った経緯をお話します。

まず、以前ご紹介した、radiusの「TWF-41」。
audio-zk.hatenablog.com

こちらも値段が4万程度でなかなか良いダイナミック型イヤホンでしたが、1台くらいはBA型も欲しいなということで、BA型イヤホンの購入を決めました。この時点で、他にもSHUREの「SE215」、Razerの「HanmmerHead」を所持していましたが、全てダイナミック型だったんです。


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SE425(下)とSE215(上)
SE425とSE215では、カタチが若干違う!

次に、SHUREのシリーズの中から、これを選んだのか?という点から。

現行モデルのSHUREのイヤホンは、

SE215 ダイナミック型
SE215-SPE ダイナミック型
SE315 BA型×1基
SE425 BA型×2基
SE535 BA型×3基
SE535-SPELTD BA型×3基
SE846 BA型×4基

の5機種となっております。

BA型ドライバが増えれば、音も良く、値段も良いという認識で良いでしょう。そこで、どこで落とし所をつけるかという事になりました。

BA型ドライバ1基のSE315は、高音ドライバのみでどうもレビューなどを見ていても低音が物足りないそうで、2万円で購入すべきものでは無いかなと思いました。

そして、本機SE425。お値段、構成を考えてバランスが良いかなと思いました。

SE535は、SPELTD(日本仕様)ともに街でも良く見かけます。名機です。そして、オシャレです。
実際視聴したのですが、「BA3基ってこんなにうるさいの?」っていうのが正直な感想でした。確かに、音のディテールはしっかりしているのですが、音がゴチャゴチャしすぎていて、聴き疲れするように感じました。
BA型ドライバは多ければ多いほど良いのか、という疑問にもなりました。

SE846は最上位モデルで、お値段が少し吹っ飛んでいます。僕の用途などから考えると候補外ですね。でも評判はすごいです。今度、視聴したいなあ、と。

結論として、総合的に値段が手頃というのと、SE535が思っていたより聴きづらいという事もあってSE425にしました。

WESTONEとかUE、他にもメーカーがありますが、この値段でこのスペックはなかなか無いと思います。あと、個人的なことなのですが、見た目も気にしてしまいますので、finalやエティモティックリサーチのイヤホン、良いと分かってても手を出せないのです。ここは本当に完全に好みですね。

さいごに


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SE425
適当に走り書きましたが、SE425良いイヤホンです。

都心部にお住まいのかた、ヨドバシカメラビックカメラ、e☆イヤホンさんで視聴も出来るので、是非視聴して頂きたいです。SE315の方が好きって方もいますし、BA型は難しいです。

あとは、リケーブル、します!この前e☆イヤホンさんで1時間くらいリケーブル試しましたが、比較するとなかなか純正のケーブルが良いなあと思い、決められませんでした。

ではでは