イヤホンと一緒に歩んでいく

オーディオの販売員をした結果、沼に足を入れてしまった人間のブログです。今はITエンジニアをしています。オーディオやその他PC関係を中心に投稿します。

【自作PC】2021年に、Ivy Brigeの中古パーツを使って、低予算で自作PCしてみた。

こんにちは、お久しぶりです。 mugiHaLです。

今回は、中古パーツを購入したので、ご紹介します。

はじめに

最近、PCいじり熱が温まってきていたので、サブ機を組むことにしました。

というのも、昨年2020年の10月ごろに、Ryzen3-3100とB450チップセットで5年ぶりくらいに全パーツ新品で自作をしました。

ところが、「WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR」のブルースクリーンが頻発し半年くらいで我慢の限界が。 SSD交換、マザーボード交換もし、クリーンインストールは何度したか忘れましたが、それでも一向に治らないので、今年2021年4月に、i3-10105FとB460チップセットに替えるとそれから一度も発生せず…。

久しぶりの自作で無知でしたが、最近は以前あまりなかったXMPというメモリのOC機能が標準で付いてるので、その辺の設定が問題だったのではないかと思っています。 一応インテルのOC規格なので、AMDで動かすには調整がシビアなのかもしれませんね。

その流れで、PC触るのが楽しくて中古パーツでサブ機でも作るかと思ったのが今回です。

しかし、どうやらマイニング需要が高いらしく、ビデオカードがマジで高い

本当は、GTX1050TiとかRX550とかその辺を狙っていたのですが、もっと古い僕が学生時代の頃のビデオカードを探してると、こちらは性能に対してそれほど値段も高くないので狙ってみました。

購入したパーツ

今回、購入したパーツは以下のとおりです。

合計 23,008円でした。

マザーボードとCPUとメモリの3点セットはメルカリで、ビデオカードヤフオクで購入しました。

電源とPCケースは、中古はちょっとなあ…ということで、それぞれAmazonとヨドバシドットコムで購入しました。

SSDとOSは手持ちを流用しました。メモリも手持ちの4GBを追加して、8GBにしました。

パーツの紹介

それでは、それぞれのパーツを紹介していきます。

マザーボード、CPU

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出品者がボタン電池SATAケーブルおまけしてくれました

本当はHaswellあたりで、別々で揃える予定でしたが、セットで安かったので買っちゃいました。

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マザーボードは、GIGABYTEの「GA-B75M-D3V-JP」で、マウスコンピューターBTOに使われているせいかめちゃくちゃ市場に流れています。

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CPUクーラー外して綺麗にグリスを拭き取りました

CPUは、Ivy Bridgeの「Core i3-3240」です。高校2年の初自作の時期にSandyが発売されて衝撃を受けた人間なので、Ivyでも戦えると思っています。

出品時の説明では、「i3-3240」でしたが、実物が届いてクーラー外してみたら「i3-3220」でした。BIOS確認済みとは何だったのか…。まだ許せる範囲でしたが。

Sandyおじさん、もといIvyおじさんです。

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CPUグリスを塗り直しました。

昔はう〇こ盛りでしたが、最近の自作動画見てるとキレイに伸ばしているのを散見するので、マステで囲って上出来です。

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グリスはMX4を使用しました。 熊グリスとか猫グリスとか、いろいろありますが、こだわりはありません。


ビデオカード

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購入したのは、「GeForce GTX 760 Ti OEM」。

ビデオカードのスコア比較サイトで、良さそうなものをリストアップしてヤフオクで見てたら、まあまあ良さそうな値段だったので、落札しました。

今だと、GTX900番台以降とRadeonRX以降が異常に高いですが、GTX700番台以前とRadeonRx以前は割と順当な値段で買えます。 消費電力がポイントなのでしょうね…。

Kepler世代の頃はあまり自作してなかったので詳しくなかったのですが、GTX 760 Ti OEMは、市販されていないモデルみたいです。

ALIENWAREのX51に搭載されていた、OEM向けのビデオカードで、GTX760とGTX770の中間の性能といったところです。

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年代物の割には、かなりキレイでした。若干ファンがカリカリ鳴る気がしますが、許容範囲。

電源

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電源は、ド定番の「KRPW-BK550W/85+」にしました。 プラグインで、ケーブルも黒くて良いですね。何気に初めて買いました。

日本製コンデンサで安心感もあり、価格.comは自作するたびにチェックしていますが、いっつも上位にいますね。

電源の不良はすべてのパーツを逝かせますから、電源だけは冒険しないようにしています。


PCケース

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PCケースは、最後まで悩みました。

僕はサブ機作っても用途が無くて、作ることが目的なので、ぶっちゃけケースはなんでも良かったんです。 なので、一番安い「H17」「H18」あたりにするつもりでしたが、もしかしたら使うかも?と思うと少し良いやつにしておこうかなとも。

ただ、作って売るにしても使うにしても、できるだけ小さいのがよかったので、安めのミニタワーで候補を挙げました。他にも良さそうなケースはありましたが、裏配線やメンテナンス面がネックになって古い設計のケースは候補に入りませんでした。(SST-PS08BとかE300L)

どれも、価格.comAmazon、ブログ、YouTubeのレビューを見ましたが、賛否両論ですね。 値段が値段なので、作りの良さは共通してそこまで良くないようです。

最後まで決めきれず、メルカリの商品の発送通知が来て慌てた結果、候補から値段は上がりましたが、前々から気になってた「S100 TG」にしました。

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前面コネクタは本体側に

購入前から気に入っていたのが、前面コネクタが本体側に付いているところです。 ケースファンを取り付けたり、掃除するときに全面パネルを開けるときに端子類が本体側にあるので、断線の危険がありません。

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底面の電源吸気にはフィルターが標準装備。

各脚にゴムがついていて、ある程度振動を吸収してくれそうです。

脚の高さがあるので、しっかり吸気してくれそうで良い作りです。 その分高さが上がってしまいますが…。

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側面のガラスは、フロント側からツールフリーで開きます。 リア側の蝶番を上にずらせば、取り外せます。 メンテナンスしやすく、良い設計です。

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PCIeの増設ブラケットは切り取り式で、再利用不可です。必要な部分だけ外しましょう。

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付属品

付属品に、ブラケットカバーが2つ付いているので、2スロット分までなら塞ぐことができます。 付属品はほかに、結束バンド、ネジ類、ビープスピーカでした。



VGAサポート

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これは、興味本位で買いました。

メインPCでは、「TUF GTX 1650 SUPER」を使っていて、お辞儀しないのですが、GTX760Tiがなかなかのサイズだったので、試しに買ってみた感じです。

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効果のほどは、あまりわかりませんでした。 意外とお辞儀しなかったので、飾りになっています…笑

組み立てました

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配線後の表面と裏面

サクッと組み立てましたが、裏配線スペースがめちゃ広いのでキレイに出来ました。

昨年の自作の時に、「H18」「DP301M」「MAG VAMPIRIC 010」で組み立ててみましたが、H18が一番組み立てやすくて作りが良かったです。他2つはAntecMSIなので期待していましたが、デザイン重視で作りは悪かったです。3つとも既に売却しています。

メインPCには、「IN WIN 301」を使用していますが、これはもう今後ずっと使い続けると思います。剛性も完璧でコンパクトで見た目よし、ツールフリーでガラスパネルが外せると良いところばかり。

今回の「S100 TG」も「H18」もペラペラですが、値段以上の満足感はあります。サーマルテイクのPCケースが売れる理由は納得です。

僕が学生時代のZALMAN的な感じです(伝われ)。「Z9 PLUS」とか「Z11 PLUS」は今でも欲しいです。

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フィルムをはがしていませんが、リノベーション完了です。スモークガラスではないので、はっきり見えますね。

ベンチマーク

徹底的に検証するのも面倒なので、定番のベンチ2種だけ動かして、スコアと温度を取りました。

室温は、26~27℃にしています。

cinebench R23

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見にくいですが、マルチコア「1,392 pts」でした。

CPU温度はMAX51℃でした。 マウスコンピューターのリテールクーラー(OEMクーラーマスターだったかな?)ですが、十分冷えてるのではないでしょうか。

FF14漆黒

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FF14は、フルHD最高品質で計測し、「6,605」でした。 最新ゲームはわかりませんが、設定を下げれば現役で戦えそうです。

CPU温度はMAX46℃、GPU温度はMAX78℃でした。

リアファン1基だけで、吸気ファンが無い状態なので、エアフローを改善すればもう少し冷えそうです。

さいごに

やっぱり自作PCは楽しかったです。

でも作った後、「自作PC 2台目 使い道」「サブPC 必要」とか調べてる自分がいます。

組み立てるのは楽しいのですが、スマホタブレットがあるので、サブPCの必要性は感じません…笑

東京の賃貸で場所もないので、すでに売ってしまおうか考えています。自作erの通る道ですね。

それでは!