【ポタアン】FiiO A5 シンプルイズベスト?高出力アナログポータブルヘッドホンアンプ
こんばんは。
さて、今回もいつもどおりYahoo!ショッピングで買い物をしました。
FiiOのポータブルヘッドホンアンプ「A5」です。
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DACは搭載されておらず、純粋なヘッドホンアンプというわけです。
オペアンプには新日本無線の「MUSES02」が使用されていて、単品でも3,500円する高級オペアンプとのこと。
オペアンプの聴き比べはしたことが無いので、これが使用されているからこう、というのはイメージしにくいですね。良いものだそうです。
スペック
スペックはオヤイデ電気のHPから確認出来ます。
現在はFiiOの輸入代理店がエミライに変わっているので、そのうち仕様もそちらで見ることになるのでしょうか。
特徴的なところは出力レベルで、
16Ω:600mW
32Ω:795mW
300Ω:150mW
という仕様になっています。
たとえば、AK70ですと無負荷時に2.3Vrmsですので、それぞれ換算すると、
16Ω:2.3^2/16 = 330.625mW
32Ω:2.3^2/32 = 165.3125mW
300Ω:2.3^2/300 = 17.633mW
となって、A5が圧倒的な出力なのがわかります。
(計算間違っていたら教えてください)
開封
それでは、開封していきましょう。
シンプルで良きですね。
中国語で書かれていますが、オヤイデのシールなどが貼られていました。
金属筐体ということで高級感もあって、開けたときのワクワク感はあります。
中国メーカーということで、付属品は安定の充実さ。
説明書のほかに、microUSBケーブル、ゴムバンド、ゴムシート、mini to miniケーブル、ケース。
何か他に購入して準備する必要もないのは素晴らしいことです。
外観
続いて、外観をチェックします。
マットな質感でヒンヤリしています。
充電LEDと電源LEDが分かれて付いているので、充電中でも状態がわかりやすくて地味に良いですね。
リセットスイッチがあります。
ギャングエラー発生時に押すのだそう?
操作系統が一箇所に揃っています。
これがかなーり嬉しいところで、今まで使用していましたDAC複合のヘッドホンアンプは、下からUSB入力と上からヘッドフォン出力というもので、ポケットに入れたときにUSBのケーブルが折れる形になるので精神衛生的によろしくありませんでした。
このタイプだと片面から入出力が出来るので気にせず取り回せます。
DAC内蔵でもJVCのは片面だった気がしますね。
充電用USBポートとベースブーストの切り替えスイッチがあります。
実際にベースブーストをONにしてみましたが、結構ブーミーな感じになります。タイトな感じでは無いので、この機能が気になる方は要試聴ですね。
ぼくのIEM、CW-L02は低音が控えめ(といっても十分足りてはいますが)なので、少し味付けしてあげるのに良さそうです。高域はうまく分離していて、ONにしてもスポイルされないので結構良いですよ。
音質
AK70とヘッドフォン接続で使用しています。
AKシリーズのラインアウトはアンプ部をスルーしていないそうなので、ヘッドフォン接続となります。
箱出しで時間もそれほど経過していませんが、特徴的な音が出ています。
AK70は素直、キレイ、フラットといった印象がありますが、A5を通して聴くと大人な音色になったなという印象です。全体的に柔らかい音で、しっとりと音楽と聞かせるような感じです。柔らかくはなりましたが、解像度も損なうことなく表現出来ているのでうまく”聴かせる”音になっています。低音もしっかり出ていますよ。
サウンドステージも広く、特に左右の広がりよりも前後の奥行きを感じます。S/N比も良い感じで、静かになるときに直前の音の余韻が残って心地よく浸ることが出来ます。
ゲインはLowとHighがありますが、イヤホンでHighにしてしまうとやはりノイズが気になるので、Lowで調整したほうが良いです。その点、ドライブ力が要求される多ドラ機種は、出力を上げたいのにノイズも気になるといった悩みも出るかもしれません。アッテネーターをはさんでみるのも面白そうです。
音の好みや曲の相性がもちろんあって、現状だとややまったりしているので、アニソンや打ち込みのスピード感ある曲だと印象が大きく変わります。ぼくの場合、AK70のほうがシャープな音質なので、使い分けするような感じでしょうか。
オペアンプのMUSES02は、聴く話ではエイジングで350時間ほど過ぎると良くなるということなので、気長に使っていきたいですね。最近は特に買っては売りを繰り返しているので、A5は長く使えると良いなあ…。
さいごに
さて、久しぶりにヘッドホンアンプを購入しましたが、結構いい感じですよ。アナログは初でした。
サイズも重量も割と抑えめなので、ちゃんと”ポータブル”出来るのではないでしょうか。
以前通勤にRHA Dacamp L1を持っていったときは大きすぎて、かなり苦労しました。
A5はそれに比べるとかなり取り回しは良いですが、それでもやっぱり大きいです。音と携帯性のトレードオフですね。どこで妥協できるのか。
今どきのDAPは売り文句がDACを押し出してますし、実際、ぼくを含めて好きな方ならDACを見て買いたくなる風潮があるかと思いますが、アンプもかなり重要だとか。
アンプ部までは予算をつぎ込めていない機種も少なからずあると思います。mojoやiDSDなどデジタルも良いのですが、外だしでのアナログポタアンをするだけでも結構変わると思うんですよね。
ここ最近のエントリー機は低価格でもしっかりしたDAC積んでいますから、もっと市場が大きければ…。アナログアンプの選択肢が無いですよね…。
それでは!
アンプの記事 ↓
audio-zk.hatenablog.com
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